最新の神経科学と
運動学習から考える
最適なピラティスの指導法
その場で「できた」を、次のレッスンでも再現できる「学習」へ。
感覚統合・運動制御・キューイング・フィードバック・動機づけを、 マットエクササイズを用いたエクササイズ指導の実践とケーススタディを通して、 日々のレッスンに生かせる指導設計へ落とし込みます。
10:00–17:00
東梅田駅 徒歩6分
小林 俊夫
レッスンで、こんな「指導の壁」を感じていませんか?
丁寧に教えている。フォームも細かく確認している。それでも、お客様の動きが定着しない。 その背景には、「その場で動きが変わること」と「運動を学習すること」の違いがあります。
レッスン中は上手に動けたのに、次のレッスンでは元に戻っている
その場のキューに反応できても、時間が経ったあとに自力で再現できるとは限りません。
何度も同じことを伝えているのに、指示がないと動きを再現できない
指導者からの情報が多すぎると、本人が身体から情報を受け取る機会が減ることがあります。
細かく修正するほど、お客様が自分の身体を信頼できなくなっている
「間違えないこと」を優先し続けると、自分で試し、選び、調整する経験が不足しやすくなります。
「その場でできた」を、
「身についた」へ変える。
運動学習を考える際は、練習中の見た目だけで判断しません。 指導直後の変化に加えて、時間が経った後の保持と、条件が変わった場面での転移を確認します。
その場のパフォーマンス変化。大切ですが、学習の完了を意味するとは限りません。
キューイングや補助が減っても、自分で動きを組み立て直せるかを確認します。
姿勢、速度、器具、環境、目的が変わった場面でも活用できる状態を目指します。
人は、与えられたキューイングだけで動いているわけではありません。
神経系は、視覚・前庭感覚・体性感覚・触覚などを単純に足し合わせるのではなく、 その時々の情報の利用可能性や信頼性に応じて、感覚への重み付けを変えながら姿勢と運動を調整します。
感覚の重み付けを更新
- どの感覚情報を利用しやすい環境にするか
- どの程度の難易度や誤差を経験してもらうか
- いつ、どのくらいフィードバックを与えるか
- 身体の内側と外側の、どちらへ注意を向けてもらうか
- どの場面で自分で考え、選択してもらうか
- どのように成功感・自己効力感・継続意欲を育てるか
学ぶのは、正解のキューイング集ではなく、
学習環境を設計するための判断基準。
脳の部位や理論を覚えるだけでは終わりません。 講義、動作体験、キューイングの比較、フィードバックの使い分け、ケーススタディを往復しながら、 「目の前のお客様に何を、どのように経験してもらうか」を考えます。
OBSERVE|観察する
目的、運動経験、感覚の使い方、理解度、課題への反応を捉えます。
DESIGN|設計する
器具、支持面、自由度、注意の向け方、難易度、誤差を組み合わせます。
EXPERIENCE|経験する
説明だけでなく、複数の条件を身体で比較し、変化の意味を確かめます。
ADJUST|調整する
反応を見ながら、キュー、補助、フィードバック、課題を段階的に変えます。
受講後のレッスンに持ち帰る、6つの実践視点
「もっと細かく直す」以外の選択肢を増やし、目的と反応に応じて指導を変えるための考え方を整理します。
動作の変化と運動学習を分けて評価する
指導中の見た目だけでなく、保持と転移まで見据えてレッスンの成果を捉えます。
感覚情報を「環境」として設計する
視線、支持面、触圧、器具、身体の向きなどを、目的に応じて組み合わせます。
難易度・自由度・誤差を段階的に調整する
簡単すぎず、難しすぎない課題をつくり、適切な試行錯誤を促します。
注意の向け方とキューを使い分ける
内部・外部への注意、問いかけ、比喩、環境目標を、場面に応じて選びます。
デモ・タッチ・フィードバックを最適化する
内容だけでなく、頻度、タイミング、減らし方まで含めて指導を組み立てます。
自律性と継続意欲を育てる
選択肢、自己評価、成功経験を活用し、自分で学び続けられるレッスンを目指します。
6時間で深める、10のテーマ
感覚統合、神経科学、運動制御理論、運動学習理論、動機づけ理論を、 ピラティス指導の具体的な場面へ落とし込みます。
「その場でできた」と「運動を学習した」の違い
練習中のパフォーマンス、保持、転移を分けて考え、レッスン成果の見方を整理します。
最新の神経科学から理解する人の運動制御
脳だけでなく、身体・課題・環境の相互作用として運動を捉える視点を学びます。
感覚統合と感覚の再重み付けを活用した指導
視覚、前庭感覚、体性感覚、触覚の利用しやすさを、器具や環境で調整します。
予測・感覚誤差・ボディスキーマから考える動作修正
予測と実際の情報のずれを、過剰な修正ではなく学習につなげる考え方を扱います。
運動制御理論をピラティスの課題設定へ応用する
自由度、制約、安定性、変動性などを、エクササイズの選択と難易度調整へつなげます。
評価結果を運動課題へ変換する指導設計プロセス
目的と評価から仮説を立て、必要な適応、課題、器具、進行方法へ変換します。
注意の向け方とキューイングの最適化
内部焦点・外部焦点・問いかけ・比喩を比較し、依存を増やさない伝え方を考えます。
デモンストレーション、タッチ、フィードバックの使い分け
「何を伝えるか」に加えて、いつ、どの頻度で、どのように減らすかを実践します。
保持と転移を高める練習方法の組み立て
反復、変動、順序、休息、自己選択などを組み合わせ、学習が残る練習を設計します。
動機づけ理論から考えるパーソナル・グループレッスン設計
自律性、有能感、関係性、成功経験を通して、継続したくなる学習環境を考えます。
※当日の参加者の理解度や実技の進行に応じて、内容・順序・使用するイクイップメントを調整する場合があります。
パーソナルにも、グループにも。
翌日からの指導へつなげます。
一人ひとりに合わせた学習環境へ
- 目的、運動経験、感覚特性、理解度に合わせてキューを変える
- 補助を与え続けず、反応を見ながら段階的に減らす
- 本人の自己評価と選択を取り入れ、再現性を高める
全員へ同じ正解を与えないクラスへ
- 複数の難易度・感覚・注意の選択肢を提示する
- 自己評価を使い、自分に合う課題を選べるようにする
- 参加者ごとの成功感を守りながら、学習を深める
お客様自身が感じ、試し、発見できるレッスンへ。
このような指導者におすすめです
キューやフォーム修正をしても、動きが定着しないと感じている
お客様が指示待ちになり、自分で動きを調整できないことに悩んでいる
神経科学や運動学習を、抽象論ではなくピラティス指導へ活用したい
リフォーマー、マット、チェアなどの環境特性を指導に生かしたい
パーソナルレッスンを、より個別化された学習体験へ高めたい
グループレッスンでも、参加者ごとの選択と成功感を大切にしたい
主な対象:ピラティスインストラクター、パーソナルトレーナー、フィットネスインストラクター、理学療法士・作業療法士など、運動指導に携わる方。
講師紹介
小林 俊夫TOSHIO KOBAYASHI
医療系国家資格を有する、姿勢&機能改善、パフォーマンスアップの専門家。 「目の前のお客様をより良くする」という理念のもと、2013年に猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」を立ち上げ、 現在はピラティス&コンディショニングスタジオ「Club bit」を運営し、多くの指導者育成やアスリートサポートに携わる。
機能解剖学、神経科学、運動学習理論などの医科学的知見を、現場の評価とエクササイズへつなげる 「Step Conditioning System」を構築。2018年には「トレーナー・インストラクター オブ・ザ・イヤー最優秀賞」を受賞。
開催概要
10:00~17:00
昼休憩を除く実施時間は合計6時間。適宜、小休憩を設けます。
大阪府大阪市北区堂山町1-5
大阪メトロ谷町線「東梅田駅」から徒歩6分
講義、動作体験、指導比較、ケーススタディ、質疑応答を組み合わせます。
小林 俊夫
機能解剖学・神経科学・運動学習を、ピラティスの現場へつなげて解説します。
※会場までの交通費・宿泊費等は受講料に含まれません。会場定員に達し次第、受付を終了します。
受講料
PACで継続して学ぶ方、養成コース受講生の方は、会員区分に応じた特別価格でご参加いただけます。
PACの有料会員・養成コース受講生に該当しない方の受講価格です。
お申し込み前に、ご自身の会員アカウントへログインしてください。
養成コース受講生としてゴールドCT会員をご利用中の方が対象です。
※適用価格は、ログイン中の会員区分および受講条件をご確認のうえ選択してください。
よくあるご質問
神経科学や運動学習の専門知識がなくても参加できますか?
座学だけではなく、実技も行いますか?
PAC会員ではない一般参加者は、どのように申し込みますか?
申し込みや決済でエラーが出た場合はどうすればよいですか?
10月26日、大阪で。
「教える」から「学習を支える」指導へ。
目の前のお客様が、自分の身体から情報を受け取り、試行錯誤し、より良い動きを発見できるレッスンを、 6時間かけて一緒に考え、実践します。
一般参加でアカウントをお持ちでない方は、先にフリー会員登録を行います。
ご自身に該当する価格区分を確認し、カートへ追加してください。
決済完了後の案内をご確認ください。定員に達し次第、受付終了となります。
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